NetScreen/SSGでVPN(IPSec SA)の状態を確認する方法
NetScreen/SSGでVPN接続(IPSec SA)の状態確認をするには
以下の方法が利用できる。
■WebUI
VPNs > Monitor Status
■CLI(telnet,ssh,consoleから)
get sa
[
id id_num |
active | inactive
[ stat ] |
stat
]
■CLI例
get sa 全ての SA を表示
get sa active アクティブな SA のみ表示
get sa inactive アクティブでない SA のみ表示
get sa stat SAの状態(送受信バイト数など)を表示
get sa id id_num SAのIDを指定してSAの詳細を表示
[id_num] には SA のIDを入力する
例えば get sa id 0x1など
(最近のOSではget sa id 1などでもO.K)
では、get saで出力されたフィールドの状態を見て
SAがアクティブなのかそうでないのかや、VPN Monitor機能でトンネルの状態が
アップ/ダウンしているかなどをどのように見れば良いのかを解説する。
ここではCLIでの出力を解説するがWebUIのMonitor Statusで確認できる情報も
同様の考え方で理解する事ができるはずである。
■get sa コマンドの2通りの出力例
※SPIの値はxで隠してあるが実際には8桁の16進数で表示される
ns-> get sa
total configured sa: 1
HEX ID Gateway Port Algorithm SPI Life:sec kb Sta PID vsys
00000001< 1.1.1.1 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx expir unlim I/I 2 0
00000001> 1.1.1.1 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx expir unlim I/I 1 0
ns-> get sa
total configured sa: 1
HEX ID Gateway Port Algorithm SPI Life:sec kb Sta PID vsys
00000001< 2.2.2.2 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx 3596 unlim A/- 2 0
00000001> 2.2.2.2 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx 3596 unlim A/- 1 0
ns-> get sa
total configured sa: 3
HEX ID Gateway Port Algorithm SPI Life:sec kb Sta PID vsys
00000006< 3.3.3.3 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx 881 unlim A/U -1 0
00000006> 3.3.3.3 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx 881 unlim A/U -1 0
00000002< 4.4.4.4 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx 1399 unlim A/U -1 0
00000002> 4.4.4.4 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx 1399 unlim A/U -1 0
00000007< 0.0.0.0 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx expir unlim I/I -1 0
00000007> 0.0.0.0 500 esp:3des/sha1 xxxxxxxx expir unlim I/I -1 0
複数のVPNトンネルが構成されている場合にはリモートゲートウェイのIPアドレスの列を
確認する事でどのゲートウェイとのトンネル状態かを示すSAかを確認できる。
■Sta のフィールドは2つの事柄を表現している
1. 最初の文字列はVPNトンネルがActiveもしくはInactiveを表示
(A=Active I=Inactive)
2. 2つめの文字列は(/の後ろ側)はVPN Monitor機能のリンク状態を表示
(U=Up D=Down -=VPN Monitor is not configured)
■staフィールドに表示される値
I/I: VPN tunnel は Inactive状態 (activeではない)
A/-: VPN tunnel は Active状態 但し、VPN Monitorは構成(設定)されていない
A/U: VPN tunnel は Active状態 であり、VPN MonitorでUpを検出している状態
A/D: VPN tunnel は Active状態 但し、VPN MonitorはDownを検出している状態
VPN Monitorが送信した ping のレスポンスを受信していない状態。
これは、対向のNetScreen/SSGが ping にレスポンスを返さない設定に
なっている可能性がある。または、対向のデバイスがNetScreen/SSGでは
無く異なるベンダ製の機器である可能性もある。
・A/- か A/U であればVPNトンネルは正常にアップしている状態と考えられる。
・I/I であればVPNトンネルは正常にアップしておらずトンネルを越えて
データの送受信ができない。
・A/D であればSA自体は正常にアップしているがVPN Monitorがダウンしていれば
tunnelインターフェースがDownするのでデータの送受信はできないかもしれない
もし、以下のようにフィールドのヘッダー行しか出力されない場合には
SA自体が生成されておらずアクティブなVPNは存在しない。
これは、VPN接続の設定構成自体が完了していない事を示す。
Paris-> get sa
total configured sa: 0
HEX ID Gateway Port Algorithm SPI Life:sec kb Sta PID vsys
■get saコマンド出力の全てのフィールドについての解説
HEX ID --16進数で表現されたSAのID番号
"<" や ">"はSAの方向を示す
Gateway --対向ゲートウェイのIPアドレス
Port --ポート番号
Algorithm --Phase2で使用されている暗号化アルゴリズム
SPI --SPI値 (SAの識別子)
Life:sec kb -SAの残り寿命を示す expirは寿命が尽きている事を示す
secには残り秒数、kbには残りのキロバイト数が表示される
(NetScreenのデフォルトのPhase2パラメータでは秒数で
SAの寿命を構成するようになっている)
Sta --VPNトンネル(SA)の状態を示す
PID --ポリシーベースVPNで構成された場合は該当する
Policy IDを示す
ルートベースVPNで構成された場合は[-1]と表示される
vsys --該当SAが稼動しているvsysを示す
参考:
How do I tell if a VPN Tunnel SA (Security Association) is active?
(KB ID: KB6134)
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